劇場版仮面ライダー電王＆キバ

と言うわけでクライマックス刑事見てきました。
もう最初からクライマックス！モモタロスの夏休みと同じくイマジン軍団のコントからスタート。ウラタロスの鬘は反則だよ！！キバットバットの豆知識コーナーがあったり、キバットバットも話に絡もうとしていましたが、ぶっちゃけいなくても話に全く影響なし。
デンライナー署が作られてそこに所属しているクライマックス刑事軍団！もう良太郎に取り付いているモモ、ノリノリ！他のイマジンやロリハナさんまで刑事役を楽しんでいます。俺達に令状は要らない１俺達が令状だ！とか決めポーズしたりとか！
最初に良太郎たちが追いかけていた犯罪者はイマジンとファンガイアでした。兎イマジンのデザインがキモすぎる！ファンガイアに関する説明まったくなし。普通にソードフォームで倒されていました。
今回のボスはネガタロス！黒くて角が付いたモモタロスって感じで声は緑川さん！！劇場版らしい風格！特に理由はいらない！強くて悪ければ充分だ！ファンガイアを手下にしていますが、説明一切無し！でもそんなの関係ない！もう「最大の悪の組織を作る！」と言うだけで充分です！まあ、その組織に侑斗とデネヴが潜入捜査しているのもポイント。
デンライナー署の中がもうステキ。壁にかかっているポスターの「だめ、ぜったい」の写真がモモだったり「捜査員募集」とか額に入っている文字が「チャーハン」とかネタの宝庫。特にオーナーがノリノリで「デカ長と呼びなさい」とかデンガッシャーを変形させまくり、操りまくりで旗を撃ちまくるとか・・・・・自重しろと！
もうネガタロスの部下の行動が最高。「悪の組織が構成員を募集している」ってそんな馬鹿な話あるか！・・・・・いや、それって凄くイマジンっぽいよ！とイマジンのことに理解ありすぎだ、良太郎！
小ネタで侑斗に亀が取り付いたり、ワタルに桃が入ったりと実に楽しい。バトルシーンも4フォーム登場＆Ｄｏｂｌｅ　ａｃｔｉｏｎは全曲かかるわ、Ａｃｔｉｏｎ　Ｚｅｒｏもかかりと見せ場だらけ！勿論全イマジンに見せ場があり、決め台詞もばっちり。「最初に言っておく。潜入捜査してゴメン」ってデネヴ！敵に謝らなくていいから！最後はてんこ盛り。ライナーフォームとゼロフォームはお預けでしたが、それでも電車戦までやってくれたから満足。
最後にネガタロスがやられるときに「悪は滅びぬ」と言ったり、ネガタロスが偽ソードフォームになったりと細かいことは抜きで強い、悪い！という劇場版らしいボスでした！緑川さんのボイスがまたいい演技なんだわ、これ！
最後にゲストキャラのいい話を盛り込んで終了。・・・・・・・・・・その後もデンライナー署は継続、全員の決めポーズにデネヴ乱入と最後まで電王らしい楽しさ！
なんというか、もう随所にちりばめられた小ネタだけで楽しめる！ロリハナさんの頭の上に肘をかける桃とか、ロリハナさんのロケットランチャーとか、桃のグラサン、お姉ちゃんのお弁当に喜ぶ竜太！そしてナンパしまくる亀！そう、これが電王だよ！ゲストキャラも電王の世界観を壊すことなく動いていましたわ。心残りは王子の未登場と椎茸ネタぐらい？
で、キバは完全にお客さん扱いと言うか、いなくても話が完全に通じるところが素晴らしい。特に戦闘シーンで増援に来ているのに、電王達と一言も喋らないとか凄い無視っぷり！もう大人の都合で無理やり話の中に入れられました！とアピールしているみたいです。親父も出オチだったし。話を邪魔しないし、いなくてもＯＫといい扱いでした。

まあ、思いっきり完成度が高い娯楽作品でした。突っ込みが追いつかない怒涛の展開。何も考えずに映画見て、スパッと気持ちよく笑えて劇場を出れる！エンターテイメントはこうでなくては！
しかし、このデンライナー署という設定は実に美味しい。なんたって時間を越えられるし、全員揃って行動できる！次回作が簡単に作れるので期待しますよ、ホント！